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(10)恨の介(全文)


解題

 仮名草子。写本一冊。作者未詳。慶長11年(1606年)、伏見城松の丸番衆松平若狭守近次をモデルとして、その密通事件を恋物語として構成したもの。慶長14年以後元和3年(1617年)までの間に成立したものと推測される。