【トップ】

(11)和/漢 四部書目摘要




写真をクリックすると拡大表示されます


解題

多湖貫斎が編纂した和漢書の書目。分類によって部立てし、書名と、ものによっては別名や著者・員数等簡略な説明を小書する。分類は、まず四庫分類によって経史子集の順に排列、その中にはたとえば『平家物語』が史部に分類されていたりと、和書も多数含まれている。それに洩れたものは「和詞学」「漢詞学」「雑書」の分類の下に収められている。また記号を付し学問上の必要度を示しているところも、藩校教授としての立場から編纂したものであることを物語っている。多湖貫斎自筆。


目録

書名:和/漢 四部書目摘要
書名訓:わかん しぶしょもくてきよう
別題:「四部書目摘要」(内題)
刊写:写
書型・冊数:半紙本一冊
表紙:丁字色無地
外題:直書「和/漢 四部書目摘要」
分類:書目
著者:多湖安元
成立:天保二年
丁数:45丁
装丁:和紙和装
本文:有界(罫紙使用)九行
後付:奥書「天保二年辛卯六月念ニ起筆同念七脱稿」
備考:松本女子師範学校旧蔵。多湖家文書。
番号:鈴木115