(7)貫斎文稿



表紙


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解題

松本藩儒多湖貫斎が自身選文の漢文作品をまとめたもの。多湖貫斎自筆。貫斎は名安元、文政より安政まで崇教館助教を務めている。藩主の一族の墓碑銘選文については、学問所助教等の添削を受けたものらしく、古賀〓{人偏に「同」}庵・佐藤一斎等による筆正を再現している。また貫斎自身の推敲の跡を生々しくとどめている。


目録

書名:貫斎文稿
書名訓:かんさいぶんこう
刊写:写
書型・冊数:大本三冊
表紙:浅縹色布目
外題:題簽「貫斎文稿 上」(中・下)
分類:漢文集
著者:多湖貫斎
成立:嘉永三年編
丁数:41・40・39丁
装丁:和紙和装
本文:八行
後付:奥書「…/嘉永三年庚戌六月廿四日 六月初ヨリ詩稿十三四日迄ニ出来/廿三四日 迄ニ文稿二冊出来製本/七月四日迄ニ文稿三冊出来本とじ直し出来」
備考:松本女子師範学校旧蔵。多湖家文書。
番号:鈴木111